いつか会える日まで



「ねぇ。」

別れ際に智尋くんに呼び止められた。


「俺のこと一瞬でも好きだった?」


「うん。めっちゃ、好きだった。」


「そっか。」
笑顔の智尋くんに私は手を振って別れた。



好きだったよ…

だからこそ、私じゃなく別の人と結ばれてほしいよ。







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