いつか会える日まで
「1人の鈴亜を私が声を掛けてあげたのよ。」

「それは凄く感謝してるし、私はしーちゃんが大切なの。失いたくないの!!」

「口ではなんとでも言えるよね。」

「しーちゃん!!」

「信じてた。鈴亜のこと。転校してきて必死で周りに馴染もうと自分を作った。でも、本当の私に気付いてくれたのは鈴亜だけだった…凄く嬉しかった…」

「しーちゃん…」


しーちゃんは1粒1粒涙を頬に伝わらせた。
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