お嬢様は元ヤンキー!?




―――――――生徒会室

「――…暇だねぇ~…」

「――…暇やなぁ~…」

「………。」

「そんなに暇なら帰ったらどうですの?」

「えっ!!!いいの?」

「良いと思いますわよ。
ねぇ、奏斗。」

「…ん?あぁいいぞ。」

「やった!!私帰ろっ!!!」

「じゃ、俺も。」


――…なんでこんなに暇かと言うと…ι

水道管の工事で何も出来なくて、生徒会の仕事もこの前全てやってしまったから。

小明と亮平は帰ったけど、この二人(奏斗と優奈)は帰る気配どころか、話す気配もないし…(本読んでる)。


私も帰ろっかな…
真綾探さなきゃだし。


「「「…………。」」」

―――――――――パタン

「?」

「さてと、そろそろ帰りましょうかね。」


そう言って立ち上がった優奈。


「優奈、本読み終わったの?」

「えぇ。前から読んでいたので。

渚ちゃんは帰りますの?」

「あ。うん、でも、友達捜さなきゃ行けないの。」

「じゃあ、途中まで一緒に行きましょうか。

奏斗はどうしますの?」

「俺まだ残る。」

「でわ、そう言うことで。
失礼しますわ。」

「じゃあね、奏斗。」

「ん。」




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