お嬢様は元ヤンキー!?

闇への階段...★





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「……はぁ…はぁ…」


生徒会室から学校の門まで走った。
かなり走って息切れ状態。

そのおかげで涙は止まった。

その足で寮まで帰る。



「……言っちゃった…」



『…大好きなんだよっ!!!』



もうちょっとまともな告白がよかった…ι
なんて可愛くない告白…


バカみたい……


「(…赤信号…)」



歩いていると信号機に止められた。


立ち止まりたくないよ…
歩き続けさせてよ…

一度は止まった涙。
でもまた溢れかけた。



赤信号で止まっていると私の前に止まった黒い大きな車が停まる。

高そうな車…。



信号がちょうど変わったから渡ろうと思ったら、車から黒いスーツに黒いサングラスをつけた、体格がゴツいお兄さんたちが降りてきた。




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