お嬢様は元ヤンキー!?




「《和食全般得意》…か。

…………使えんじゃん。」

優奈の言葉を思い出しながらそんな事を呟いた。

「…サンキュ。」

寝ている緒方の長い髪を少し掬って髪にキスをした。

「さて…と。食うか。」

腹減ってるし。

置いてあった箸を使って1口食った。

「…普通に上手いじゃん。」
うちのシェフより上手いかも…


―――――――――
―――――――

15分位してやっと全部食い終わった。

……作りすぎだし。

『限度』つーものを知らんのか!!!


でも、味付けとかもろに俺好みだし、見た目も味も良いって最高だろ。


…にしても。

コイツどーしたら良いわけ?

まだ寝てるし。どんだけ寝んだよ。
(↑人の事は言えない。)

そいえばどっかの部屋にベットあったな。
あそこに寝かせるか。

俺は緒方が起きないように抱き抱えた。

「……軽っ」

…ちゃんと食ってんのか?
他人に喰わしてる場合じゃないだろ。




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