きみとベッドで【完結】
あのかりそめの幸せが、戻ってくるようで。
うれしくて
悲しくて
こわくなる。
「あたしはいつも思ってたよ。先生と、あのベッドでまた一緒に眠りたいって……」
「オルハ……」
先生の瞳が揺れる。
鼓動がはやくなる。
息が乱れる。
唇が、重なる……
そう思った時。
「なにやってるの……?」
乱入者の声がした。
あたしは身震いした。
まずい、なんて思ったわけがない。
なんてタイミングだろう。
こんなに素晴らしいタイミングで来るなんて、思いもしなかった。
音楽室の扉の前に、
あたしと同じ顔をした、浅倉姫衣が立っていた。