きみとベッドで【完結】
先生は驚きすぎたのか、
あたしの体を押し返すこともせずに固まっている。
「ここで、なにしてるのオルハ」
姫衣の方が冷静らしい。
あたしと同じ顔が、あたしを睨みつけている。
その目には、怒りと動揺。
「なにって? 先生と久しぶりに会ったから、ちょっと話してただけだよ」
「久しぶり……? 安藤先生と知り合いだったの?」
「まあね。出会ったのはあんたより前だよ」
「え……?」
姫衣と先生の声が重なる。
ああ、しまった。
つい言ってしまった。
「どこで知り合ったの?」
姫衣が質問を重ねてきたことにほっとして、
あたしは先生を見上げた。
情けない表情を隠すように、あなたは俯く。