きみとベッドで【完結】
黙りこんでいたら、お湯の中で先生の手が動いた。
「……先生。くすぐったい」
「気持ちいいじゃなくて?」
そうやって先生がいたずらをしかけてきたから、
のぼせそうになってお風呂を出た。
体をふくのもそこそこに、2人でベッドにもつれるように倒れこんだ。
「シキ……っ」
先生にこうして抱かれるたび、
心を守る頑丈な鎧を、溶かしはがされていく気がしてこわい。
それなのに、求められるまま体を開くあたしは、
救いようがなく、愚かだ。
だってあなたがあたしを求める想いより、
あたしがあなたを求める想いの方が、
ずっと強いから。