きみとベッドで【完結】
「7月7日。七夕の日だよ」
あたしの肩にお湯をかけてくれていた、先生の手が止まる。
あなたの考えていることが、手に取るようにわかるよ。
笑いたくなるのをこらえながら、
あたしは顔だけ上に向けて、先生を見る。
「どうしたの? なんか用事あった?」
「いや……」
「別にいいんだよ。無理しなくても」
体を離そうとしたら、ぎゅっと抱きしめられた。
そのまま耳にキスをされ、優しく噛まれる。
「行くよ。行くに決まってるだろ」
その言葉にほっとすると同時に、喜びまで感じ、
そんな自分にぞっとした。
ミイラとりがミイラ……なんて。
本当に笑えない。
あたしはそこまで、バカじゃない。