怖がり少女と吸血鬼


「あっ!ごめん。
確か、あたしが階段から落ちて、そこに男の子が…」


あたしは黒沢くんの言葉で我に帰り、記憶を辿る。


ん?男の子…


「そうそう。
その《男の子》、俺のこと」



えっ?


一瞬耳を疑ったが、目の前の少年はニコニコしながら自分のことを指さしていた。


じゃあ…もしかして…

いや、もしかしなくても、

その腕のケガは…



「ごっ、ごめんなさい!!!」



あたしのせい――――!!?


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