ただの二十歳のあたしと輝く二十歳のあなた〜かけ離れた恋〜
それからすぐにショウからメールが来た。『ユキナちゃんだよね?なんて呼べばいい?俺の事はショウでいいから。今日はあまり話せなかったけど、今度は話そうね。』私はメールを見ながら、ショウの笑顔を思い浮かべてた。あれほど笑顔の似合う男の子に私は初めて出会った気がした。女の子より可愛いくらいのショウの笑顔がとても眩しかった。
『メールありがとう。ユキナでいいよ。ショウよろしくね。今度はたくさん話そう。』そう返信した。
それから何日間か、メールのやりとりが続いた。お互いの学校、部活、趣味…ショウとの話はいつも尽きる事はなかった。時間を忘れるくらいとても楽しかった。それから普通にいつものメンバーとショウを加え遊ぶようになった。ショウが加わってから、以前より楽しくなり、みんなの笑顔も増えた。相変わらず、私は自分から話し掛けられる勇気がなくて、ショウから話し掛けてくれるのを待ってた。タクヤ、ハヤト、ユミ、アオイがゲーセンのビリヤードに夢中になってた時、ショウは私に声を掛けてきてくれた。『ユキナ、楽しんでる?ユキナっておとなしいよね。俺、ユキナの事もっと知りたいな。今度二人で遊ばない?』その言葉に私はただボーゼンとするしかなく、やっとの思いで返せた言葉は『私も、ショウの事、知りたい。』だった。
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