あなたが触れる度に


天気は、良かった。


…うん。確か、良かった。


ばっちり欲しかった服も買って、

コスメもマニキュアも買って、


…うん。完璧だった。


あとは雑貨でも回ろうかな?
て思ってー…


…あ、ここからがいけなかった。


「あのー、そこのお姉さん。」


もちろん自分だなんて気付くはずはなく


「ちょっと〜、聞いてる〜??」


完璧無視してたわけで。


「おーいってば!!」


「…え?」


まさかの、まさか、


だったわけで。




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