あなたが触れる度に
*2


人生が上手くいってるとか
いってないとか、


そんな基準は一体どこにあるんだろう?


人と比べて見下して、
自分は大丈夫って安心して、


何の価値がそこにはあるの?


本気になるなんて、
馬鹿らしい。











「だから、無理です。」



アイスティーまでご馳走になったぶん、そうは断れなくて


「考えさせてください。」


そう答えた私。


「わかった。じゃあここに気持ち固まったら連絡して?」


そう渡された一枚の名刺。


大事に抱き締めて帰った自分が情けなくて笑える。





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