開かない窓
(明日、話し合い・・・・だよな??殺し合いじゃないよな??)

決闘を申し込んでたようにしか聞こえない発言を残して立ち去っていく、彼の後姿を見送りつつ俺は、ふと呟いた。

「あの人、しつこく食い下がるかなって思ってたんですけど」

「そうか?まあ、態度はジャイアンみたいなヤツだからな・・・・そう思うの無理ないか。理悸はな、あれでなかなか気を使うタイプだ。現に、俺とお前が話している時、何も言ってこなかっただろ?」

「あ、確かに」

「あれは、誤解されやすい苦労人だ。ま、そこがいいんだけどな」
愉快気に月岡さんが口元を緩めた。

「じゃあ、俺こっちだから」

「そうですか。じゃあ、ここで。月岡さん、今日は本当にありがとうございました」

「いいよ。えーっと、他に俺に聞きたい事あるか?俺の方は、全部話したつもりだけど。今のうちに全部聞いとけよ」

「よし!じゃ、思い残したこともないし

「はは、そんなんじゃないよ。ただーー」

「多分、じきに俺も死ぬんだろうな~って」

どこか達観的に呟いた。
その表情は、酷く寂しげで…穏やかだった。

「なんで、そんなこと」

「ん?まあ、なんとなーく」

月岡さんは、軽く手を挙げ


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