開かない窓
「痛って!誰だ!?って…お前かよ」
「蓮くんったら…驚かせないでよ」
「おっ!二人してカップル登校か!?朝から熱いね~!!」
ヒュ~♪と口笛を吹いて思いっきり冷やかす蓮。
この雰囲気のどこが熱いカップルに見えるのか?どちらかと言えば、倦怠期に入った離婚寸前の夫婦と言った方が近い。相変わらず空気が読めない奴だ。
でも、この重い空気を一気に吹き飛ばした事だけは感謝すべきだろう。
「朝練か?」
「まあ、一週間後インターハイ予選だしな。一応朝練くらいは真面目にやんないと。」
「やけに気合入ってるんだな。良い事だ。」
俺は蓮を少し見直した。期末テストなどの前日は真面目にやらないクセに、こういう事だけは意外にしっかりしていたんだ、と。
「蓮くんったら…驚かせないでよ」
「おっ!二人してカップル登校か!?朝から熱いね~!!」
ヒュ~♪と口笛を吹いて思いっきり冷やかす蓮。
この雰囲気のどこが熱いカップルに見えるのか?どちらかと言えば、倦怠期に入った離婚寸前の夫婦と言った方が近い。相変わらず空気が読めない奴だ。
でも、この重い空気を一気に吹き飛ばした事だけは感謝すべきだろう。
「朝練か?」
「まあ、一週間後インターハイ予選だしな。一応朝練くらいは真面目にやんないと。」
「やけに気合入ってるんだな。良い事だ。」
俺は蓮を少し見直した。期末テストなどの前日は真面目にやらないクセに、こういう事だけは意外にしっかりしていたんだ、と。