不良の弟




まぁ、そう言ったらしいオレンジと緑。



暴力沙汰で有名な竜鬼に逆らうなんて誰もしないに決まってる。
そんくらいはあたしだって分かる。
オレンジと緑、ついでに昴も竜鬼に入ってたとは知らなかったけど。
しかも結構偉い人っぽかったし。


…零はやっぱ知ってたのかな?
溜まり場?知ってたくらいだし。


と、そう言う訳で、あたしはまんまと騙されちゃったわけだ。
あの馬鹿野郎共に。


「ごめんね…今まで黙ってて。何か企んでると思うんだ。だけど…昴と付き合うって言うから、絶対言った方がいいって」


あたしに言ってしまったという事は、もしあたしが知らなければ梨花が痛い目に合ってたと言う事。


「謝んないでよ?あたしがそこら辺疎かったのもあるしさ。梨花だけのせいじゃないよ。ってか、痛い目見るって分かっててもあたしに教えてくれてありがとっ!もう、何か…しれだけで十分だっ」



ぎゅっと梨花を抱きしめて、へへっと笑った。
梨花からは何だかもてる子の匂いがした。
…あたしの嗅覚はおじさんっぽいのかも知れない…


後、さすがEカップ。
だ、弾力が…


って、あたしは変態オヤジかよっ!!


「あたし…自分のせいで詩織が傷つくのが怖くてさ…要は、自分のためなんだよ?」


「そんなの関係ない。梨花は結局あたしに言ってくれたじゃん」



梨花は‘詩織~’と言って涙を眼に浮かべて、抱きしめてくれた。


そんな梨花はやっぱりもてるだけあって可愛い。




はっ!


あたし、梨花といると自分が変態になってく気がする…






< 54 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop