理想の結婚【2】
「水持ってくるから!!」


俺はベッドから
立ち上がろうとすると、
高橋はグッと袖を引っ張った。


えっ・・・!?


今度は真顔で俺をじっと見た。


「高橋・・・!?」


高橋はもう一度袖を強く引き、
小さく微笑んだ。


俺は引き寄せられるように
高橋の隣へと寝転んだ。




< 44 / 291 >

この作品をシェア

pagetop