現代戦国時代2
「起きんかぁ!!これしきの一撃で倒れたわけではあるまいな!?」
 
棍棒を振りかざす男は、倒れたにも関わらず、まだ厳しい言葉を浴びせる。
 
「なんだ……これは?」
 
「むぅ?貴様、新しい入門者か?」
 
男は俺に気が付くと棍棒を肩にかけ、じろじろこちらを覗き込む。
 
「はぁ……まぁ…」
 
「しっかり答えんか!?ここは精神を鍛える道場であるぞ!!」
 
棍棒を抱える男のスキンヘッドが太陽の光をうけて、とてもまぶしい。
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