現代戦国時代2
その瞬間、氷のつぶてが俺に襲い掛かった。
 
体が切り裂かれる感覚。
 
スパッという音が聞こえてきそうだ。
 
「ぐっ!?」
 
「死ね!!」
 
槍をかかげ、白夜は俺にせまりくる。
 
「そうはいかんなぁ!」
 
慶次のフルスイングが白夜の腹部をとらえた。
 
ぐわんとしなった武器が、白夜をそばにある木にたたきつける。
 
「ぐはっ……」
 
白夜はよろよろと木にもたれかかる。
 
「どうだい?佐助。やろうと思ったらやれるもんだろう?」
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