現代戦国時代2
「で、武器は?」
 
「棒はこれくらいしかないな」
 
じいさんの身長と同じくらいの棒っきれを渡された。 

普通に見た目からして、ただの木の棒だ。
 
「こんなんじゃ殴った瞬間に折れちまうな……」
 
「ふむ……確かに…」
 
二人で冷静に考えている時であった。
 
「動くな!!」
 
部屋に轟く怒号。
 
相手は槍兵四人。
 
俺はともかく、じいさんを守りながら戦うのは無理そうだ。
 
「へっ、じいさん相手に大層な兵をよこしたな?」
 
「貴様、真田幸村だな?」
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