現代戦国時代2
「ふははは……何も言えないとはな?いよいよ力尽きたらしいな」
 
もう一人、右側に男が見える。
 
男の手には、俺の槍が握られている。
 
「さあ、そろそろ終わりにしようかな?真田幸村よ」 

男はゆっくりと槍を振り上げた。
 
「幸村ーーーーっ!!」
 
そうか……
 
俺はこいつらに殺されるのか……
 
俺は友の方を見て、一言だけ残した。
 
「大丈夫……また会おう」 

ざくっ……!!
 
その瞬間、俺の体に刄はささった。
 
そのまま、俺は暗い闇に落ちていくのだった。
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