【番外編】苺みるくの秘密
一年のリレーや二年や三年の女の子達の100メートル走でも、転んでしまった子はいっぱいいた。
しかし成瀬川は川村さんの時のように笑いはしなかったんだ。
つまらなそうに競技を見ていた。
ましてや保健委員に手当てを頼むなんて心優しいこともしなかったんだ。
それに、成瀬川の視線の先を辿ると必ず川村さんが居た……。
何故そんなに川村さんを見ているんだろうか。
ウェーブの髪の毛をした男がやたらと川村さんにちょっかいを出している。
それを見た成瀬川は何故だか切なそうな表情をしていた……。
そ、そんな切なそうな顔をするなよ!
そんな顔をするなら川村さんに話しかければいいじゃないか……!
君はいったいなんなんだ!
わからなくなるじゃないか!