キミのとなり。
そう思ったら、なんだか急に恥ずかしくなってきて。


熱を感じ始めた顔を隠すようにして、修ちゃんの胸におでこを当てる。


「耳、赤い」


……どうやら耳まで赤いらしい。


頭をなでながら、からかうような修ちゃんの声が上から降ってくる。


「言わないで!」


言われてますます熱くなる。


「今さら照れてんの?」

「今さらって……何!?」


こんな状態で言っても全然効果ないし……。





「しゅ……へい……?」



その声を聞いた途端、私は弾かれたように顔を上げた。


「やっと来た」


修ちゃんは私の頭をポンっと一度なでて立ち上がると、いつの間にか再生が終わっていたDVDをデッキから取り出した。


どうして……?


制服姿のトモが、ドアを開けたままの格好で、廊下とリビングの間で立ち尽くしている。


「結局、千鶴は観てないんだけどね。でももうタイムリミットだろ?」
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