キミのとなり。
「誰って……幼なじみ?」

「それだけ?」


美咲は私の前、2段低いところに立っている。


「それだけ……かな?」


思わず疑問形になってしまった。


だって、修ちゃんとの関係、今はどうやって表現したらいいのかわからない。


幼なじみでお隣さんで、ってことはもちろん変わらないけど。


でも直接”好き“って言われたわけでも”つき合って“って言われたわけでもないし……。


でもでも、修ちゃんの私に対する気持ちは知ってしまった。



ん〜……。


「優しそうな人だね」


そう言うと、美咲は私の隣に座った。


「うん」


修ちゃんは優しい人。


「彼、ちーちゃんのこと好きなの?」

「えっ!?」

「そんなカンジに見えたけどなぁ」


顎に指を当てて首を傾ける。


「そ、そう……?」


「ちーちゃんは好きなの?」

今度は頬杖をついて、私の顔を覗き込んだ。


「……好き、だよ」

「それって男として? 智君とどっちが好き?」


美咲の攻撃がどんどん増してくる。


「ん〜……好きの種類が違うっていうか……。修ちゃんはお兄ちゃん、みたいなカンジかな」

「じゃあ智君に対する“好き”とは違うんだね?」


き、厳しいなぁ……。


「……と思う」
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