俺様彼氏と弱虫彼女



………え…??痛く…ない。

なんで……

あたしはそっと目を開けてみた。

「……やめろよ。」

誰かが彼女の手を止めていた。

「…誰よ、あんた。」

「誰でもいいだろ??

それより……うせろ…」

彼は鋭い目つきで彼女達を

睨んだ。

「なに、よっ…!!」

彼女達はそう言って

校舎のほうに走っていった。

「はぁー。危ないよ…??

気をつけなきゃ。」

そう言ってあたしの手をとって

たてらせた。

「ありがとうございます…!!

あの……名前…」


< 67 / 122 >

この作品をシェア

pagetop