俺様彼氏と弱虫彼女
「とにかく…!!絶対関わんな…!!」
侑斗はそう言うと
あたしを強く抱きしめた。
ねぇ…どうしたの…??
侑斗…。
震えてるよ…??
あたしはこの時、藍田くんと
何があったのか聞けなかった。
聞いてしまったら…
彼自身が…
壊れてしまいそうだったから…
「侑斗…わかった。
藍田くんとは関わんない。」
そう言うと侑斗は
抱きしめてる手を離した。
「菜月…俺から離れんなよ…??」
「絶対っ、離れないよ??」
あたしはこの時…
ずっと侑斗のそばにいると
心の中で誓った。