「言ったでしょ。後悔するって…」



それから、完治君は語ってくれた。


茜ちゃん達は気を使ったのかいつの間にかいなくなっていた。


私は溢れた涙を止められなかった。



「俺が、茜を病院に通院させていた日は、ついでに神崎の様子を見に行っていたんだ」




「じゃあ、由良は…」




「この病院にいる」





近くにいた。由良は、私の近くに…



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