恋という感情





「話、終わったぁ…?」



凛ちゃんと真司君が顔を覗かせてきた。



「うん、丁度ね。もう入っていいよ?」



完治君もきっとこの話は嫌だったんだと思う。



いつもなら「凛ちゃん、いいよね?」とか言ってくれるはずだし、



ときどき見せる先生みたいな口調の完治君は少し怖かった。



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