白い世界
病院に着いても、
すぐに診察してもらう事は出来なくて、
待つことになった。
あまりにも待ち時間が長くて
病院の人を恨んだ。
じっとして待つなんて事は到底無理で、
ずっと
痛い
を連呼していた。
こんなに痛い足なら、いっそのこと無くなってしまえばいいのに…
何度そう思ったのか分からない。
とにかくこの痛みさえなくなれば何でも良かった。
もうこの病院には絶対…意地でも来たくないと思ったのも、
この時だった。