この想いを君に…4
「まあ、時々はこっちに来るから…
あんまり寂しそうにせんといて」

光さんはそう言って微笑むけど、その目の奥は笑っていなかった。

光さんも長くこちらにいたから本当は離れがたいと思う。

「…ホンマ、時々来るからその時はよろしく」



この日、パパと光さんは夜遅くまで色んな話をしていた。

二人でじっくり話をしていたけど…

あたしは遠慮して席を外した。



こんな風に二人で酒を酌み交わすのがこれが最後になるとはまだこの時、誰も気が付いていなかった。
< 100 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop