この想いを君に…4
二人はお互いの背中をポンポン、と叩くとようやく離れてヘルメットを脱いだ。

光さんは笑顔を見せたけど…

パパを見た瞬間、笑顔を何とか保とうとしながら大粒の涙を浮かべる。

「おめでとう、光」

パパの冷静な声が響く。

光さんは駆け寄ってパパに抱きついた。



パパに何か一生懸命言っている。

パパはそれを聞いて何度も頷く。



周りからは物凄い拍手が起こってあちこちで貰い泣きしている人がいた。
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