この想いを君に…4
パパはおもいっきり、光さんを抱きしめた。

その瞬間、光さんは涙が止まらなくなって号泣。

パパも涙ぐんではいるけれど今にも崩れ落ちそうな光さんをしっかりと抱き留めていた。



「あーあ」

祥太郎はあたしと知樹の前に来て苦笑いをした。

「2年連続チャンピオンになりたかったなあ…」

そしてあたしの頭をぐしゃぐしゃに撫でた。

「あー!もう!!」

祥太郎の頭に平手を食らわす。

「今日くらい、俺のストレス発散に付き合えよ〜」

祥太郎は悪戯な笑みを浮かべた。

「イヤ〜!」

更に祥太郎の太股にも一発食らわせてあたしは逃げようとすると。

「何してんの?」

必死に涙を拭いている光さんに腕を捕まれた。
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