執事の名のもとに
「何歳だッ!!」
あまりの調子こきすぎてる敦の頭をひとつ叩いてやった。
「痛ッ…まったく晴馬ちゃんは手が出るのが早いこと。」
「うるさい。」
「で…海琉の何が気になってんの?」
さっきよりも声のボリュームをダウンして聞いてきた。
「今俺って海琉と同じ部屋じゃん?…さっきさぁ、部屋戻った時たまたま海琉の私物の袋の中身見ちゃったんだよ。」
「袋の中身…?」
話をしたいところだけどここで誰が聞いてるか分からない。
「ここではちょっと…。」
そういうとバレないように会場から抜け出した。