執事の名のもとに






「何歳だッ!!」



あまりの調子こきすぎてる敦の頭をひとつ叩いてやった。 



「痛ッ…まったく晴馬ちゃんは手が出るのが早いこと。」



「うるさい。」



「で…海琉の何が気になってんの?」



さっきよりも声のボリュームをダウンして聞いてきた。 



「今俺って海琉と同じ部屋じゃん?…さっきさぁ、部屋戻った時たまたま海琉の私物の袋の中身見ちゃったんだよ。」



「袋の中身…?」



話をしたいところだけどここで誰が聞いてるか分からない。 



「ここではちょっと…。」



そういうとバレないように会場から抜け出した。 






< 262 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop