執事の名のもとに






それから敦と入れ代わりに勝が入ってきた。



「はい、これ。」



そう差し出されたお盆には小さい土鍋と茶碗が置いてある。



「…サンキュー。」



受け取るとサイドテイブルの上に置いた。



「…海琉の様子は?」



「薬が効いてるっぽい。」


そう答えながら、海琉の肩を揺すった。



そうすると海琉はゆっくりと瞳を開いた。








< 287 / 419 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop