不機嫌マーマレード
外に出た私たちは決まっているかのように二人並んである方向へ進む。


その先にはホテル。


慣れた手つきで部屋を選ぶ圭吾。何故かいつも部屋は私に選ばせてはくれない。


「だってこのホテル、SMの部屋とかあるんだよ?そういうプレイは好きじゃないんだ。そんなトコ選ばれたら嫌だもの。」


私だって選びませんよ・・・。


そんなプレイは私も好まない。


圭吾は決してSではないと思う。私もそうだ。


それならばMか?


いや、そうとも言い切れない。年下の荒木礼美に嫌がらせされても仕事だからと言い聞かせて耐えているあたり、私ってばMなのかも?と勘違いしてしまいそうになるけど。
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