この果てしない空

「光＜ﾋｶﾘ＞おはようー！！」

学校へ向かってると、元気な女の子が話し掛けてきた。

『あ、羽那＜ﾊﾅ＞おはよう。』

伊藤 羽那＜ｲﾄｳﾊﾅ＞

同じ高校で中学校からの付き合いでサラッとした髪に色白の肌の子。

あ、そうそう。

私の名前は、高柳 光＜ﾀｶﾔﾅｷﾞﾋｶﾘ＞

ここ桜花高校に入学してもう１年たち、今日から２年生だ。

まじめな優等生みたいな感じの二つ結び、メガネも最初は違和感だったが今はしっくり来てる。

私は夜強いやつを求めて夜の町へ行く。

羽那は夜ケンカしてるのを知ってる。

羽那しか知らないんだ。

他の奴らは上辺。

他に友達なんていらない。