夏の終わり
そこまで理解してんのに、あたしはシュウヤに抱かれた。





利用しようとするシュウヤを逆に利用しようとすら思った。



ひと時の、寂しさを埋めてくれる都合のいい男にしようと思った。




あたしは食われたんじゃない。あたしが食ってやったんだ。
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