クリ-ミ-ココア
「目が落ちそうだぞ」



うん……なんだか眠い。


瞼が落ちてくる。



触れていた私の手をベットに降ろすとあいつはゆっくり顔を近づけキスをしてきた。



抵抗できる力も持っていないので受け入れてしまう。


唇が離れると


「おまじない……?」


瞳を軽く開け聞いてみる。


「…さぁな。」


曖昧な返事の後、暫く見つめあいつはまた顔を近づけた。



唇と唇が軽く触れた所で



「口開けろよ。」



言い方は怖いけど、優しく発した言葉になんか心地よくて素直に従って口を少し開いた。



その瞬間口の中にあいつの舌が入ってきて息が勝手に漏れる。



「ふ……ンあ…」
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