クリ-ミ-ココア
「君は?青田比奈ちゃん」


別に覚えたって言ってもフルネームで呼ばなくったって…



「……クリーミーココア」


恥ずかしくなって小さく呟いた。



「クリーミーココア?
了解!それ俺が一番好きなアイス」



ニコッと嬉しそうに笑うイズミ君に


あーやっぱり笑顔が似合うな
なんて見とれてしまった。


「はい。会計は隣でね」



素早くカップに乗せ、セリと私のアイスを渡すとまた笑う。


「イズミ君!比奈のアイスのが大きくない?」


「悪い事しちゃったみたいだから青田比奈ちゃんには俺からサービス!
クリーミーココアはね、チョコソースかけると美味しいんだ」


「…ありがとうございます」


「どういたしまして」
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