あたしのパーフェクト★BOY
「君のはいらない」



そう言うと結衣の手からハンカチを奪って汗を拭きながら歩き始めた。



――玲央・・・・・・。



結衣は嬉しかった。


どんどん先を行く玲央に小走りで結衣は追いかけた。



* * * * * *



「暑いな~」



イギリスの夏も暑いが、日本の夏は湿度が高くじめじめしていて不快指数が高い。



玲央はなぜか持っていたTシャツを着ていた。



クーラーの効いた電車に乗ってやっと涼しいと感じた。




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