あたしのパーフェクト★BOY
「結衣はカメラマンになりたいのよ 信也さんみたいなカメラマンにはなりたくないらしいけど」



フフッと笑った多恵子は玲央の前にブラックコーヒーを置いた。



「カメラマンか・・・・・・」



――だから遠足の時にあんなに重いカメラを持って行ったのか。



結衣がカメラを持つには理由があったのだ。



「頑張っているんだけど、なかなか難しいのよね カメラマンになるのって」



「・・・・・・信也さんの口添えがあれば簡単じゃないんですか?」



「それを喜ぶ子だと思う?」


多恵子に聞かれて玲央は首を横に振った。





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