あたしのﾊﾟｰﾌｪｸﾄ★BOY

条件

帰りの下駄箱で靴を代えているとポケットの中の携帯が振動した。



――玲央かな？



結衣は急いで携帯を取り出し着信を見る。



それは知らない番号だった。



すでにローファーに履き替えていた珠代が結衣を見る。



「電話、出ないの？」



「知らない番号なんだよね・・・・・・」



「ずっと鳴っているし、出てみれば？」



「そうだよね」



――このまま出なければ気になるし・・・・・・。



結衣はボタンを押した。