あたしのパーフェクト★BOY
「黙って送った事にも腹が立った けど結衣ならば許せると思った」



「玲央・・・・・・」



玲央の両手に肩を掴まれていなければ床に崩折れていただろう。



結衣の身体の力が一気に抜けた。



それが分かった玲央は結衣をベッドに座らせた。



「結衣には悪いけどモデルはしたくないんだ」



「うん あたしに悪いなんて気持ちぜんぜん持たなくて良いから」



頷きながら手の甲で涙を乱暴に拭く。



「乱暴に拭くなよ 肌が赤くなる」



玲央はポケットからハンカチを取り出し結衣の涙を拭いた。





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