アリスの作り方
目線の先を見てみると何かがこちらに向かっているのがわかる。
あっちから私たちの方に向かってきてくれているため、私たちはそれが来るのを待っていた。
段々と近づいて来るのを見てるとしばらくしてそれが小型の船だと言うことがわかってきた。
何かが中から手を振っているようだ。
何者かと目を凝らしてみるとおかしな物が見えた。
人くらいの大きさの鳥、いや……鳥の着ぐるみを着ている人だろうか、今までこんな人に会ったことない。
その上船を運転しているし……ただの鳥とは考えられない。
私が頭の中からあふれる疑問とつっこみを整理していると
「大丈夫ですか?」
その謎の生物が声をかけながら手をさしのべてきた。
私が色々考えている内に到着したらしい。
けどそれよりも
"鳥しゃべったぁぁーー!!!!"
という事しか頭の中に浮かんでこなかった。