星屑
ヒロトはあたしに対し、ふわふわしてる、と言ったのだ。


でもそれは、あたしが勇介に対して思っていたこと。


だからやっぱりあたし達は似ているのだろうし、勇介とヒロトは似てると思うから、つまりは多分、あたしとヒロトも似ているってこと。



「ヒロト?」


弾かれたように顔を向けてみれば、彼を呼ぶ男の姿。


目を凝らしていると、「おー、スッチ!」とヒロトは笑う。


彼は同じ学校でヒロトとよくいる中のひとりで、あたしも樹里を含め、何度か話したことはあった。



「ヒロト、奈々ちゃんとデート?」


「これがデートに見えんのかよ。」


「じゃあ、奈々ちゃんのことナンパしてたんだ?」


「何でだよ。」


何でスッチまでこの輪に加わったのかはわからないが、まぁ良いや、とあたしは宙を仰いだ。



「奈々ちゃんも聞いてよ!
俺さぁ、さっきパチンコで3万勝っちゃった!」


あそ、とあたしは返したが、ヒロトはにやりと笑う。


そして、「飯奢れ。」とスッチに言った。



「奈々も行こうぜ。」


「…どこに?」


「スッチの奢りで居酒屋決定。」


スッチは困ったように笑っていた。


ヒロトはたまに強引で、有無を言わせないところがある。


仕方なくスッチはヒロトの後に続き、その後ろをあたしも追った。

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