君の声
お昼寝
「由衣」
ーなに?
「少し話をしないか?僕のことも知って欲しいし」
由衣は身体を起こして立夏に向き合ったなるべく直視を避けて
「僕は由衣がこれから通うT大附属の大学部経済学科にいる、高等部とは直接にはいけないけどなにかあったら携帯に掛けてきてね。」
と言って立夏は薄いピンク色の携帯をポケットから出して由比に渡した
「ペア機能で僕が登録しているかすぐにかけられるからね?」
立夏の笑顔に小さく頷いて由衣も笑顔を向けた