君の声
* * * * *
「ん…っ?!」
腰の重みを感じながら瞳をあけると立夏の胸
着ているシャツから爽やかな香りの香水
(なななっ…)
腰を抱きしめられているため身動きができない
ばくばくとなる心臓の音が聞こえてきて余計に恥ずかしくなる
(寝ちゃったんだ……)
(立夏さんも寝ちゃってる…)
立夏の呼吸を聞いていると落ち着いてきた
(…でも…気持ちいいな…)
「由衣……」
立夏の声が聞こえてぱっと顔をあげると額にキスが降ってきた