君の声
お悩み?
「僕に話せないこと?」
食事を済ませて立夏の寝室のソファーに座っている由衣
立夏はその隣に座って由衣の肩を抱いている
(……いつから私を好きですかなんて…言えない…よ…)
そんなこと顔から火が出るくらい恥ずかしい
「由衣?」
「………」
黙っている由衣に少し苛立ちながらも立夏は頭を撫でながら
「僕に言えなかったら村田さんでも律子さんでも良いから悩みがあったら相談して…由衣の悩んでる姿はあんまり見たくないね」
(そんなこと言われたら…私の悩みなんかどうでもよくなっちゃうよ……)
いつからでもいい
今私を好きでいてくれるなら
私はもうあなたに恋してる、と思うから