君の声
「立夏様とはどこまでヤッたんですか?」
不躾な質問に思わずむせる由衣
「ごほっごほっっ…」
(ヤッたって…なに?キスのこと?)
「ご、ごめんなさいっ大丈夫?」
鈴は紙ナプキンを由衣に渡した
紙ナプキンで口を拭くと鈴をチラッと見てから
《キスした…》
「えぇっ!?キス!」
《だだって…立夏さんが…してきたんだもん…》
「ありゃぁ…手が早いですよ~」
呆れたように鈴は首を振った
「しょうがないだろ?したくなったんだから」