風鈴



「おはよう」



ガラガラと戸を開けて、市哉が入って来た。



「おはよう、市哉さん」



「今日は朝から冷えるね、もう冬みたいだよ」



「ふふ、まだまだこれからよ」



市哉は、着物の懐に手を入れて、いかにも寒そうに身を縮めていた。




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